月に代わっておしおきよ-「ザ・ムーン」


アメリカ合衆国が宇宙計画でソビエト連邦に後(おく)れを取っていた1960年代。ケネディ大統領の強い意志のもと、人類初の月面着陸を目指してアポロ計画が発動。全世界が注目する中、1972年までに9機のロケットが月へと飛び立ち、12人が月面を歩く結果となったが、そんな当時の状況をアポロ計画に参加した宇宙飛行士たちが振り返る。

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特典の「スヌーピー・エコバック」が欲しくて前売りを買った(081208)「ザ・ムーン」を観に行きました。邦題が「ザ・ムーン」に対して、原題は「IN THE SHADOW OF THE MOON」。「アポロ計画に対する知られざる真実」みたいな「影」の部分をフィーチャーしてるのかと思いきや、至ってフツーのドキュメンタリーでした。フツーとはいえ、そこはNASAの映像。大画面で見る宇宙の映像は素晴らしくて楽しめました(でも、これくらいだったらディスカバリー・チャンネルでもやってるけどな)。


月から戻って来て世界中を廻った時、どの国に行っても「アメリカはやりましたね」ではなく「我々はやりましたね」と言われたらしい。今、自国以外の誰かが何か偉業を成し遂げたとして、「我々はついにやった」と言えるだろうか?このシーンだけはちょっとぐっと来た。


映画のラスト、月に行った宇宙飛行士達1人ずつが、「アポロ計画陰謀論」に対して(当然)否定的なコメントを出していた。もしかしたらこれを言いたいがために作られた映画なんだったりして。


その他
・月に2番目に降りたバズ・オリドリンは月まであと一段という時におしっこをしたらしい。ワハハハハ。
・これ見てたら「王立宇宙軍-オネアミスの翼」を見直したくなった。


(参考)
アポロ計画陰謀論-wiki