子どもの性格

(写真はイメージです)


ウチの娘(6歳、ジョン・ベネと同じ年)は基本的に人見知りしない。初めて会う人にもガンガン話しかけるので、会ったことある人は「物怖じしない元気な子」と思ったハズ。というか自分もそう思っていた。保育園の父母参観に行くまでは。


まず、家と違って保育園では基本的に無口だった。自由時間に外で遊ぶ時なんかはそれなりにはしゃいでるんだけど、グループごとに分かれて椅子に座ったら急に無口に。他の子、特に女の子とかは隣の子とずーっとおしゃべりしたりしてるのにそれらに参加しようとはしない。先生からもよく「Mちゃんはいつもおとなしいですよ」と言われていて「本当かよ?」と思っていたら本当だった。


給食の時間、椅子に座ったままずっとモジモジしてる。明らかにトイレに行きたいのを我慢していたんで、隙を見て「トイレに行っておいで」と本人に告げると、顔をブルブル振って「大丈夫」「行きたくない」という。しばらく様子を見ててもやっぱり落ち着きがないので、もう一度言ってみる。すると涙目で「だって、給食の時間に席を立っちゃダメなんだよ...」。


(ちょっとあきれて)「じゃあ先生に『トイレ行って来ていいですか?』って聞いてみたら?」と言うと、顔面蒼白になって「そんなこと言えない...」と泣き出す始末。


しょうがなく先生にその旨を告げると、先生もあっけに取られたような顔に。「いいよ、Mちゃん。トイレ行っておいで」と言ってもらって、ようやく納得してやっとトイレに。それを見て隣の席の男の子が一言。


「Mちゃんって、いつもああなんだよ」


他にも、何かしら作業をしていて途中で分からなくなった時とかに、例えば隣の子に聞いてみるとか、先生に聞いてみれば済むんだけど、そういう事がまったくできない模様。ふだん、公園で知らない人相手に昨日の晩ご飯やら、保育園での出来事など頼まれてもいないのにベラベラ話してるのに!


ちなみに保育園が嫌いなわけではなくて、むしろ好きな方。どうも、ごく少数の気の合う子以外と接するのが極端に苦手っぽい。ただし初対面の人は問題ないんで、人付き合いができないわけではない。でも得意ではない。


「こんな性格で小学校でやっていけるのかなぁ...」といった悩みは実はなくて、基本的に「健康ならば、それだけでOK」というスタンス。それよりも「そういう性格だったんだなぁ」と分かったことが親としては面白かった。


というかさ、これってまんまオレの性格なんだよ。つまりDNAって凄いね、ってこと。