ライズXで上映中の「屋敷女」の画質が異常に悪い

「屋敷女」オフィシャルサイト

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楽しみにしていた「屋敷女」を観るため、雨の中渋谷ライズXに行ってきました(6/22、14:20の回)。本当はその感想なりを書きたかったんだけど、それ以前に問題発生。


終始画面が暗すぎて何が映ってるのか分かりません!!


冒頭昼間のシーンからもう画面が暗い。その後は最後まで夜の屋内シーンが続くけど、(間接照明しかないとはいえ)どんな部屋なのかすら分からない。人物の表情も分からない。主人公が自身で撮った写真を不審に思うシーンがあるけど、何が映っているのかも分からない。

当初この暗さは「ホラー映画としての演出」かと思っていたけど、いっこうに改善する気配なし。しかも途中から「停電になる」という設定だったので、こうなると本当に何がなんだか分からない。


今叫んでるのは誰?
誰かが血を流しているらしいが何が起こったの?


普段そんなことはしないんだけど、あんまりだと思ったので映画終了後に映画館の人に聞いてみた。

「この映画暗すぎて何が映ってるのかよく分からなかったんですけど、元々こういう画質なんですか?」
「はぁ、ウチに届いた時点でこうなっていたようです」
「予告編で見た時はもっと明るかったと思うんですけど?」
「はぁ...」


それ以上どうすることもできなかったのでそのまま帰宅。もしかして、と思って検索したら同じような感想を持たれた方がいた。

フランス発のスラッシャー映画.ベアトリス・ダル主演なので期待して足を運んだものの,素直に告白するなら久しぶりに「画面がまったく見えない作品だった」.上映館はライズX.ビクターのDLA-G150CLによるプロジェクター上映だ.ライズXは何回も行ったことがあり,今回も2Fの最善席に座っている.またこのプロジェクターは実使用経験があるため余計実感するが,今回の上映では色調整が惨憺たるものだった.グリーンを強調しすぎており,本来白いはずの字幕が薄緑色に見えている.その結果スラッシャー映画で重要な赤色がくすんで見える.何より最悪なのがキセノンランプがそろそろ寿命なのか明るさが不十分だということだ.これで150 インチスクリーンはきつい.黒浮きしている一方で暗部階調が完全に潰れてしまっており,スクリーン上で何がおきているのか分からない.劇中のほとんどが暗闇の映画でこれはきつい.「闇夜のカラス」という言葉が頭の中に浮かぶ.


辛うじてSEと字幕で物語を理解することは可能なのだが,スラッシャー表現については「何か凄いことが起こっている」としか理解できなかった.登場人物の顔もほぼ見えないため気分はサウンドノベル状態.

http://d.hatena.ne.jp/madogiwa2/20080622


そう!まさしく「サウンドノベル」状態でした!


文章を読む限り、映像に関してかなり知識をお持ちの方のようなので信頼できると思うけど(自分はまったくのド素人)、もしこれが事実だとすれば映画館側に落ち度があるんじゃないの?「キセノンランプ」ってのは消耗品なんだよね?


映画自体は決して悪い出来ではなかった(最も最後に何が起きたかもよく分からないんだけど...)だけに、すごく残念。これから行かれる方は、画質についてもレポートしていただけるとうれしいです。改善していたとしてもう一度行けるかどうか分からないけど。