The Machine Girl(片腕マシンガール)US盤
The Machine Girl (2007)
Starring: Taro Suwa, Minase Yashiro Director: Noboru Iguchi
弟を殺された女子高生・アミの過激なる復讐劇がノンストップで展開する、井口昇監督による全編流血のスプラッター・アクション。映画初出演の八代みなせが、主人公・アミ役を体当たりの演技で挑戦し、井口組常連の個性派俳優たちが脇を固める。忍者・テンプラ・寿司・やくざなど、いわゆる日本的要素をつめこんで“一流の”B級エンタテイメント作品を仕上げた。
↓予告編
「片腕マシンガール」のUS盤DVDが届きました。リージョン1で日本語音声5.1ch、2ch、英語吹替5.1ch、2chを収録。英語字幕のオン/オフも可能。特典として10分程のメイキングや予告編が入ってます。
8月の劇場公開を楽しみにされてる方も多いと思うので具体的な内容についてはふれませんが、とにかく「楽しめる映画」であることは間違いありません。予告編以外に見所がない映画というのもありますが、予告編の異様なテンションが本編最後まで持続してます!何より井口監督の「サービス精神」(「愛」と置き換えてもいい)が溢れているのがいい。amazonのレビューでも五つ星評価多数。
この映画ネット上では『「プラネット・テラー」のパクリ』と書かれていることが多いんだけど、井口監督は自身のブログで
「プラネットテラー」はロドリゲスが監督した「片足が銃になる女」が主人公の映画である。設定だけはマシンガールに似ているのである。
というか多くの人々は「井口め、ロドリゲスをパクッたな」と思うだろうが、そんな事はないのである。そもそも「片腕巨乳」という仮題からスタートした企画であり、片腕でカンフーをする内容がめぐりめぐってマシンガンを装着する事になっただけなのだ。
もともと女性の体がトランスフォームする話ばかり作ってきた。舌が伸びたり、傷口から幼虫が出てきたり、胸が銃になったり、女性が異形の存在になる物語を僕は描きたくなるのです!
しかも「プラネットテラー」が制作される前に、「おいら女蛮」で両足マシンガンを登場させているのだ。パクッたとしたらロドリゲスの方だぜ!なーんちゃって!…まぁ似たような事にグッとくる奴が世界に二人は確実にいるという事である。
井口昇の「きっと男子ばっかり観るだろうから敢えて言うけど女の子集まれ!」:直井君、片足マシンガールVs片腕マシンガールだよ!
と、パクリ疑惑は否定されています。これは素直に捉えていいんじゃないですかね?
個人的にはDVDで見ちゃったので劇場はいいかなー、と思ってましたが、井口監督のブログで以下の書き込み発見。
ちなみに先日「マシンガール」公開時の本編前に上映するナビ映像を撮影しました。観客参加型の映画なので、拍手の仕方や楽しみかたをレクチャーするハウトゥ映像だ。
井口昇の「きっと男子ばっかり観るだろうから敢えて言うけど女の子集まれ!」:直井君、マシンガールってこんなに外国でやってるんだね。知らなかったよ!
えーっと、これは「血が噴き出したら、皆で拍手」とか「ロッキー・ホラー・ショー」的なそういう類のものでしょうか?うわー楽しそう!今回は家族が寝静まってからボリューム控えめにして夜中に1人でニヤニヤしながら見てましたが、こういう映画は皆で楽しみたい!隣に座ったおっさん(できれば女の子希望)の肩を叩きながら「今の見た?すげーよね?」とか言い合いたい!やっぱ劇場も行くか?
また、秋葉原事件に対する井口監督のコメントにも大変感動しました。言葉に重みがあるなぁ。
もし今の僕が恵まれているように見えるなら 床を舐めるような屈辱と涙と努力 のたまものだ。今の状態を掴むまで20年かかったよ。長かったぁー!それにまた今後もスランプ期が訪れてるかもしれないけど、人生なんてきっとそんなもんだ。
井口昇の「きっと男子ばっかり観るだろうから敢えて言うけど女の子集まれ!」:直井君、秋葉原事件の犯人はウンコを浴びれば良かったのに〜
だから例の犯人も僕はウンコを浴びれば多少なりとも人生のみえかたが変わったと思う。浴びれば良かったのに。本気でそう思う。
そんな井口監督の怪談新耳袋「ぎぃ」は7/7にBS-iで放送。こっちも楽しみ。
BS-i
さぁ、この次は「東京残酷警察」だっ!
(参考)こちらも必読。
ゾンビ、カンフー、ロックンロール-本当に良いと『良い!』くらいしか言えなくなっちゃう「片腕マシンガール」
(追記)
ブクマで教えていただきました。USのiTunes Storeでも購入可能なようです。(USのアカウントが必要)
iTunes Store(US)-The Machine Girl