スモーキン・エース

オフィシャルサイト

ラスベガスの人気マジシャン“エース”は、マフィアを裏切った!やつの心臓(命)に100万ドルの報奨金!超大物マフィア“スパラッザ”の出した暗殺指令を嗅ぎつけ、世界中から名うてのプロの殺し屋がやってきた!リゾート・ホテルの最上階、エースの身柄を拘束したいFBIも巻き込んで、壮絶なタマ取り合戦の火蓋が切って落とされる!

レンタル。12話のドラマを無理矢理109分に再編集した、という位の情報量。登場キャラが異様に多くて誰が誰だか理解するヒマもなく次から次に展開すので最初見ても何が何だか。加えて主役がいない(ベン・アフレックは主役じゃないのだ)群像劇的な作りなので軸のようなものがなく余計に分かりにくい。そのジェットコースター的な感覚も含めて面白いとも言えるけど、よりよくストーリーを理解したい人にはあらかじめオフィシャルサイト等見ておくことをオススメ。
情報量は多いんだけど話そのものは単純で1人のターゲットを殺す為に多種多様な暗殺者がやってきて、それを阻止しようとするメンツとバトルロイヤルになるだけ。その暗殺者の中でも1番魅力的なのがトレモア兄弟。ネオナチの3人兄弟という設定で殺し屋というよりは破壊屋。この3兄弟がいなければ比較的マトモな(でもありがちな)アクション映画になっていたのかもしれないのに、各キャラがせっかく組み立てた暗殺(もしくは救出)プランを突然登場し「ドーン!」と台無しにする様は唖然とさせられながらも壮快。
他にもエレベーター内での銃撃戦等見応えたっぷり。スタイリッシュ、でもバカな映画としてオススメ。

これがトレモア兄弟。バカ丸だし。