ジョン・ウォーターズ / 悪趣味映画作法

ジョン・ウォーターズの悪趣味映画作法

ジョン・ウォーターズの悪趣味映画作法

ジョン・ウォーターズの自伝&映画メイキング本(81年の「ポリエステル」まで)。今年復刊されたのを購入して長らくほったらかしにしていたのをようやく読了。噂通り素晴らしく面白い。これまでジョン・ライドンの自伝とか読んでも「意外と普通の人なのね」としか思わなかったけど、この人の場合「一見狂っているようだけど案外ふつうの人だと思っていたら、映画とは違う意味でやっぱり狂った人生を送った人」だったので驚きました。「パンク」なんて言葉が生まれるずっと前からずっとパンクだった人。面白いエピソードは山ほどあるけど、裁判傍聴マニアの彼がシド・ヴィシャスの死の直前、パパラッチに追いかけられるシドと母親に自分が乗っていたタクシーを譲って逃がしてあげた話なんかさらっと書かれているけど面白過ぎる。映画に限らず何かを目指している若者にはぜひ薦めたい1冊。

A John Waters Christmas

A John Waters Christmas

買っていませんが、最近はこんなCDも出されているようです。