SAW


オフィシャル)。公開初日朝一に席の予約して観に行ったがガラガラでした。さすが川崎。
男が目を覚ますと見覚えのない古いバスルームで鎖に繋がれていた。同じくバスルームの対角線上に同じように鎖に繋がれた男がいて、彼等の真ん中には拳銃自殺をした男の死体が横たわっていた。この状況を作り出した犯人は「6時までに相手の男を殺すように」と2人にゲームを仕向ける。
「キューブ」ミーツ「セブン」という宣伝に偽りなし(「秘宝」ではダリオ・アルジェントからの影響の方を強調してましたが)。「こいつが犯人では?」という状況が現れては消えていきどんでん返しが続くのですが、「閉ざされた森」みたいにトンデモな展開ではないので安心して怖がれます。ラストの展開はスプラッター大好きな私でもちょっと引きました。だって、ねぇ…。感情移入が激しい人なら失神するかもしんない。でも実を言うとオフィシャルサイトを見た時に想像した犯人像がピタリそのままだったんで、「やっぱりかー」という感じでした。
監督はオーストラリア出身の27歳(!)で撮影期間はたった18日(!)。全体的に突っ込み所がない訳ではないし、荒い箇所もあるけれど、でもそれらを超えるだけのインパクトはあるので無問題。「ドーン・オブ・ザ・デッド」や今度の「オールド・ボーイ」みたいに「最初の10分間をノーカット放送、とかすれば間違いなく観たくなるはず。ネタバレは絶対に許されない超ド級スリラー。最高にオススメ。