サンダーパンツ

オフィシャル)レンタル。小沢健二の曲で「オナラで月まで行けたらいいな」(曲名ウロ覚え)というのがあったが、この映画はまさにそんな映画。生まれた時からオナラが止まらない少年パトリックが主人公。家族にも見放され、学校ではもちろんいじめられ、「人生最悪の日」が続く彼には夢があった。それは宇宙飛行士になること。そして同級生で唯一の友達で、「ドクタースランプ」の千兵衛さんのような発明家でもあるアランとの出会いが彼の運命を変えていく。
最初に言い切ってしまうが、これは大傑作。今年見た映画で1番泣いたのがこの作品(本当)。誰からも嫌われていた少年が最後には制御不能で帰れなくなったロケットを救いに単身宇宙に行くんだよ。もう涙ボロボロ。「アルマゲドン」は見ていないけど絶対こっちの方が面白いって!タイトルの「サンダーパンツ」はアランの発明品で、1号は「オナラを吸収して漏らさないようにするパンツ」だったのが、2号ではそれを改良して「オナラを動力にして浮かぶ飛行機」になり、そして3号では「ロケット」へと進化していきます。これイギリスの映画なんで「サンダーバード」が元ネタなんじゃないかなー。
監督のピーター・ヒューイットは「ビルとテッドの地獄旅行」作った人。もうじき公開の「ガーフィールド」の監督でもあります。「ガーフィールド」は知らんがこれは大傑作なんで、みんなレンタルして見るように。そして泣くように。