フォーン・ブース

レンタルで「フォーン・ブース」(オフィシャル)。主人公は軽薄なジャーナリストのコリン・ファレル。携帯を持ってはいるが、嫁さんにバレないようにいつもの公衆電話から愛人に電話。突然その電話が鳴りだしてつい受話器を取ってしまう。電話に出た男は自分のコトを何でも知っており、そしてライフルで自分を狙っているという。そして「電話を切ったら殺す」と告げるのだった。はたして主人公は逃げ切れるのか?そして犯人の正体は?
というストーリーを読んでからずっと見たかったのですが、期待以上の傑作。冒頭のシーン以外のほとんどがこの公衆電話の周辺のみで展開するのですが、最後まで緊張感が続くので飽きさせません。追い詰められるコリン・ファレルの演技も見事。ラストはちょっと読めちゃったんでアレですが、でも致命傷という事はなし。
メイキングがオマケについてましたが、この作品通常40日はかかる撮影を、なんと10日でしかも順撮りにしたらしい。その時の勢いのようなモノが見事に作品の質を高める事に成功しています。オススメ。