ちびっこギャング

K君より「CITY OF GOD見に行かない?」とお誘い。行く行く行く。本日初日だし、ロッポンギヒルズだし、雨も上がったし、きっと激混みだよー、という訳で、VIRGIN CINEMAのサイトでネット予約までして行ったら、空いてました。なぜにー?納得しないまま激甘キャラメルポップコーンなんぞ食いつつ本編。…びっくりした。大大大傑作だ!ブラジル版「仁義なき戦い」と評させるコトが多いこの映画ですが、それ以外にも「グッドフェローズ」や「ブギーナイツ」を思わせる「時代と文化と音楽」を絡ませた演出や編集テクニックがズバ抜けて素晴らしい。役者のほとんどが素人で台詞の半分以上はアドリブだそうだ。でも1番強烈なのは「子供に子供を殺させるシーン」。「あずみ」の1話目読んだ時も大概ヘコんだけど、こっちの方がさらにヘコみます。ホラー映画などでも「子供は殺さない」というのが暗黙の了解になってんのに、この映画と来たら…。ちなみに「事実に基づいた話」です。余計にヘコむ…。ブラジルやジャマイカの音楽を聴いて「陽気で楽しい気分になる」と表現する人がいますが、その裏にはとてつもなく過酷な現実があるコトを忘れてはいけない。