ビートルズからシェイクスピアへ

「ビートルズからシェイクスピアへ」。お世辞にも確立したとはいえない「電子出版」というメディアの開発に情熱を燃やした萩野正昭さんによるコラム。大変興味深く読ませていただきました。あの「マルチメディアブーム」の影で試行錯誤する様が、「プロジェクトX」見てるようでした。

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「ありもの」を別物に置き換えることに何の意味があるのか、あたかもそれはナンセンスといわんばかりの非難を受けました。それは創造行為ではないというのです。既存の本を電子化して、On Screenに読むことに何の意味があるのか、意味などないと。

 しかし、意味があるのかないのか自分でその作業をやってみることは、馬鹿げているようで実は大切なことなのです。つらいおもいをしてことに当たらずして、意味がないなどというべきではないと知っただけでも、私たちには意味があったというものでしょう。

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陳腐な言い方ですが「魂こもった言葉」だと思います。