BOOK

ロアルド・ダールの伝記『「チョコレート工場」からの招待状』を読みました

ロアルド・ダールの子供向け伝記『「チョコレート工場」からの招待状』を読みました。元々パイロットでその後作家になった、くらいは知ってましたが、3歳の時に姉と父親が立て続けに亡くなったり、ハリウッド女優と結婚して5人の子供に恵まれたものの、長男…

ロンドンの闇、詰め合わせ映画『フロム・ヘル』

ジョニー・デップ主演の『フロム・ヘル』という映画が好きです。切り裂きジャック事件をモチーフにして結構グロ度は高いものの、役に立つんだか立たないんだかよく分からない予知能力を持つ警部役のジョニー・デップと、娼婦役のヘザー・グラハムの切ないラ…

「希望名人ゲーテと絶望名人カフカの対話」を読みました

少し前に図書館で借りて読んでみたら余りにも面白くて、できれば常に手元に置いて事あるごとに読み返したいと思い購入しました。ゲーテは『若きウェルテルの悩み』で有名な作家、そしてカフカは最近新訳も話題になった『変身』で有名な作家です。 新訳でびっ…

葉真中顕『絶叫』を読みました

太陽の下 おぼろげなるまま 右往左往であくびして死ね オロオロと 何にもわからず 夢よ希望と同情を乞うて果てろ (略) 何笑ってんだよ 何うなずいてんだよ おめえだよ そこの そこの そこの おめえだよ おめえだよ goo音楽 葉真中顕さんの傑作『ロスト・ケ…

深町秋生『ジャックナイフ・ガール』の章タイトル元ネタ集

『渇き。』の公開日が近づいて来て楽しみな今日この頃ですが、今回は原作者深町秋生さんの最新刊『ジャックナイフ・ガール 桐崎マヤの疾走』についてのお話。近未来の山形や仙台を舞台にナイフ使いのアウトロー桐崎マヤの活躍を描いたストーリーで、これまで…

古泉智浩 / 「夕焼け集団リンチ」「悪魔を憐れむ唄」

古泉智浩さんの新刊二冊購入。短編集「夕焼け集団リンチ」の中の「どうにもならない夜」で、主人公ニートの唐突とも思える行動が、なぜか古泉さんのマンガだととても自然に思えて感心したり、色々思い当たって悶絶したり大変でした。「悪魔を憐れむ唄」も今…

アンディ・ウォーホル展

森美術館で開催中の「アンディ・ウォーホル展:永遠の15分」を観に行きました。いつの間にか「ウォーホール」ではなく「ウォーホル」という表記になってるのね。RJBの個展でも思いましたが、書籍とかで見たつもりになっていても、いざ本物を前にするとその大…

The Birth of Rockin' Jelly Bean

ロッキン・ジェリー・ビーン待望の画集の特典付き限定版。エロくてカッコ良くて最高!大昔に購入した『キラー・コンドーム』のシルクスクリーンポスターはなぜか行方不明中。 トーキョーカルチャートbyビームスで開催された画集発売記念個展にも行って来まし…

渋谷直角「カフェでよくかかっているJ−POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生」のトークイベントに行きました

8/4池袋プラトーで行われた渋谷直角「カフェでよくかかっているJ−POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生」発売記念トークイベント「真夏のボサノヴァ ブギーバック祭り」に行って来ました。 先に本の感想を書くと、何かディズニー映画『魔法にかけられて』を…

「ブラック・カルチャー観察日記」を読みました。

高山マミさんの「ブラック・カルチャー観察日記 黒人と家族になってわかったこと」を読みました。黒人男性と結婚した著者がシカゴで暮らす中で感じた黒人文化に対するカルチャーギャップをまとめた本で、とても面白かったです。 例えば「B.P.Time」。いわゆ…

みんながしってるくせに! - 『ロスト・ケア』を読みました

藤子F不二雄のSF短編に『大予言』というのがあります。昔一世を風靡したものの、今では何かにおびえて部屋にこもりきりになっている占い師がいました。心配した周りの者が尋ねます。「先生がこわがっているのは、いったいなんですか」それに対して占い師はこ…

ボンクラ映画好きの早過ぎた音楽革命 - ジグ・ジグ・スパトニック『ラブ・ミサイル』再発によせて

ジグ・ジグ・スパトニック(以下、SSS)の1stアルバム『ラブ・ミサイル』が再発されました。当初は「誰が買うんだよw」と思っていたのですが、レコ屋で現物を見たら「オレが買わないでどうする?」と捨て猫を見つけたような気持ちになり思わず買ってしまいま…

iPadで手塚漫画が読み放題になる「手塚治虫マガジン倶楽部」について

先日iPadを購入したので、以前から気になっていた「手塚治虫マガジン倶楽部」に加入しました。こちらは月額¥1,000で「手塚治虫漫画全集」全400巻が読み放題になるというすごいサービスです。 手塚治虫マガジン倶楽部 このサービスは元々Windows機のみが対象…

『坂道のアポロン』を読みました

1966年初夏、船乗りの父親の仕事の都合で、横須賀から長崎県の佐世保市にある佐世保東高校に転校してきた男子高校生・西見薫。転校初日、バンカラな男・川渕千太郎との出会いをきっかけに、ジャズの魅力にはまり、薫の高校生活は思わぬ方向へ変化していく。…

本当は恐ろしい『銀河鉄道の夜』

娘さんが宮沢賢治『銀河鉄道の夜』を読んだというので、映画版も見せたいなと思っていたら、ナイスなタイミングでBS11で放送されたので一緒に観ました。この劇場アニメ版は85年の作品で私も随分と昔に観たのですが記憶が曖昧で、今回再見したところあまりに…

町田康『告白』

湊かなえの方ではなく、町田康の『告白』を読みました。明治26年に実際に起きた大量殺人事件「河内十人斬り」をモチーフにした小説で、事件そのものは河内音頭の演目となったり、芝居になったりとそれなりに有名らしいのですが、私はまったく知りませんでし…

映画『ロラックスおじさんの秘密の種』について

ドクター・スース原作の絵本『The LORAX』の映画化作品がUSで大ヒットしたようです。 『怪盗グルーの月泥棒 3D』のスタッフによるアニメーション映画『ロラックスおじさんの秘密の種』が10月に日本公開されることが決定した。全米では今年3月に公開されるや…

『ウォーキング・デッド』シーズン2を観ました

トレーラー FOXチャンネルで放送されていた『ウォーキング・デッド』シーズン2、全13話を観ました。6話しかなかったシーズン1と比べると倍以上あるんでちょっと展開が遅めで冗長に感じたこともありましたけど、総じて面白かったです(ちなみにシーズン3は16…

ギレルモ・デル・トロ『ザ・ストレイン』を読みました

ギレルモ・デル・トロとチャック・ホーガンが書いた小説『ザ・ストレイン』を読みました。軽く内容に触れてるのでそのつもりで。 ストーリーはこんな感じです。 2010年9月、ニューヨーク・JFK国際空港に着陸した旅客機が、とつぜん外部との無線連絡を絶…

『マインド・ゲーム』と『ソウル・フラワー・トレイン』

3/22の「春のタマフル映画際」において『マインド・ゲーム』が上映されるそうです。 映画上映&トークショーイベント 日時:3月22日(木) 19:00スタート 24:00終演予定 上映映画:『カムイの剣』『マインド・ゲーム』 トークショウ:宇多丸 古川耕 他 ラジオ…

岡崎京子『ヘルタースケルター』のキーワード

映画化が決まって話題になっている岡崎京子『ヘルタースケルター』について書いてみます。単行本が発売されたのは2003年ですが、雑誌『FEEL YOUNG』に連載されていたのが95〜96年。このタイムラグは連載終了直後に作者が交通事故にあった為です。つまり16〜1…

『文化系のためのヒップホップ入門』を読みました

文化系のためのヒップホップ入門 (いりぐちアルテス002)作者: 長谷川町蔵,大和田俊之出版社/メーカー: アルテスパブリッシング発売日: 2011/10/07メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 9人 クリック: 121回この商品を含むブログ (66件) を見る 長谷川町蔵…

『ラーメンと愛国』を読みました

ラーメンと愛国 (講談社現代新書)作者: 速水健朗出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/10/18メディア: 新書購入: 5人 クリック: 371回この商品を含むブログ (93件) を見る 速水健朗さんの『ラーメンと愛国』を読みました。「作務衣化」「ラーメンポエム」「…

荒木飛呂彦『岸辺露伴ルーヴルへ行く』の元ネタについて

「ジョジョ文庫マラソン」終了後も荒木先生関連の書籍を色々と購入して楽しんでます。 その中の1冊が『岸辺露伴ルーブルへ行く』。こちらは「ルーヴルのBDプロジェクト」というフランスでのコミックの総称にあたるBD(ベーデー)を通じてルーヴル美術館の魅…

『ジョジョの奇妙な冒険』文庫版全50巻を読みました

嫁さんの誕生日にリクエストされ、『ジョジョの奇妙な冒険』の文庫を購入しました。第1部から第6部まで合計50巻という大ボリューム! 私自身は『ジョジョ〜』をまったく読んだことがなかったので、この機会に1巻から順に読んでいきました。1日に1〜2冊のペー…

ゾンビ・サーガもう1つの元ネタ(かもしれない) - リチャード・マシスン『死者のダンス』

名著『ゾンビ映画大事典』の続編に当たる『別冊映画秘宝ゾンビ映画大マガジン』を読みました。 ゾンビ映画大事典 (映画秘宝COLLECTION)作者: 伊東美和出版社/メーカー: 洋泉社発売日: 2003/03メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 46回この商品を含むブログ …

トラウマ映画館〜ロアルド・ダール『天国へのエレベーター』

トラウマ映画館作者: 町山智浩出版社/メーカー: 集英社発売日: 2011/03/25メディア: 単行本購入: 190人 クリック: 9,745回この商品を含むブログ (123件) を見る 町山さんの「トラウマ映画館」読了。恥ずかしながら1本も観た事ないんだけど、町山節ともいえる…

日英ゾンビ自主制作対決 - 『コリン LOVE OF THE DEAD』『ゾンビの森』

世界中で死者がよみがえり生きた人間を襲い始め、ロンドンの街もパニックに陥る中、青年コリンも地獄絵図に巻き込まれ、自らもゾンビになってしまう。やがてコリンの意識は遠のいていくが、ある場所へ行かなければならないという衝動に駆られ始める。思うよ…

シュルレアリスム展〜『アンダルシアの犬』〜『神の左手悪魔の右手』

※本来なら地震のあった先週にアップするつもりだったエントリです。タイミング的にどうかとも思いましたが、せっかくなので掲載します。 娘さんを連れて国立新美術館へシュルレアリスム展を観に行きました。 シュルレアリスム展 ここのホームページにアクセ…

下北沢モナレコード

「小学生映画日記」を置かせてもらっている下北沢のモナレコードについて。 オフィシャルサイト 店名だけ聞くとCDショップみたいだけど、2F部分がCD & GOODSショップと「おんがく食堂」というカフェで構成されていて、3F部分がライブスペースになってます。 …