青森に行って来ました(その3 青森県立美術館編)
<三日目>
ホテルで朝食を済ませてチェックアウトし、
こちらの展示品で最も有名と思われるのが、
この旅唯一の父娘2ショット。
他に同じく青森出身の成田亨(『ウルトラマン』
常設展示を一通り見てから今回の目的である企画展「めがねと旅する美術展」
「めがね」をキーワードに絵画や立体物、VR体験など様々な作品が展示されていました。私が気に入ったのは金巻芳俊さんの作品「円環カプリス」。
今回娘さんが一番見たがっていたのが塚原重義監督による新作アニ
予告編はこちら
梶裕貴、細谷佳正出演!新作アニメ『押絵ト旅スル男』30秒予告
冒頭2分20秒はこちら
江戸川乱歩が好きな娘さんは以前からこの作品を見たかったという事で、かなり気に入って繰り返し見て
こちらとは別に「乙女の本棚シリーズ」としてイラストレーターしきみさんのイラストが入った『押絵と旅する男』という書籍もあります。こちらも娘さんのお気に入り。
美術館を堪能して再びタクシーで青森駅に戻ってから、JRで新青森駅へ移動。
今回の旅で購入したもの。
左は阿保正文工人のベーシックな津軽系こけしで、右は山谷レイ工人(大正生まれのおばあちゃん!)のこけしでギョロ目が超かわいい。
山谷レイさんのインタビュー 温湯温泉の映像もあります
津軽こけし館のこけし付き宿泊プラン「こけ宿」申込者が貰えるこけしx2体と、
名前忘れたけどこけしのお菓子
以上、青森旅行記でした。
青森に行って来ました(その2 太宰治編)
<二日目>
夕飯は部屋まで運んでいただきましたが、朝食は別室に準備されてました。部屋に入ると熊の毛皮(?)が敷いてあってビックリ!
やっぱりこけしも飾ってました。
旅館を後にしてレンタカーで弘前駅へ戻って車を返却。JRで五所川原駅まで移動し、隣接した津軽鉄道線に乗り換えます。こちらで期間限定で運行している「太宰列車」に乗りました。
列車内には太宰に関する小ネタが書かれた手作りのポップや、地域名産品の風鈴が飾っていました。ちょっと学祭のノリで面白かったです。
太宰列車内で太宰治『津軽』を読んで、文学少女気取りの娘さん。
列車にはアテンダントの女性も乗っていて、太宰と津軽の関わりを解説してくれたり、太宰作品の一節を朗読したりして色々面白かったです。
金木駅で下車して徒歩6分ほどで、太宰治の生家で現在は記念館になっている「斜陽館」に到着。ちなみに駅から斜陽館へ続く道は「メロス坂通り」という名前でした。
このような囲炉裏のある部屋があると思ったら、
立派な洋間もあってとにかく広くてゴージャス。
太宰の『津軽』は半自伝小説でこの家についても書かれています。娘さんは「あー、この洋間は小説に出て来たアレだ!」とえらく興奮してました。
館内にはAR機能で太宰と2ショット写真が撮れるようになっていて、なかなか面白い写真が撮れました。グレースケール加工したら雰囲気出ますね。
隣接した売店でタクシーを呼んでいただき、芦野公園に行きました。春には綺麗な桜が咲くことで有名な広い公園ですが、今日は人もまばらでした。こちらには太宰の文学碑や銅像が建っています。
ちなみに太宰治の墓は東京三鷹にあって、先日お墓参りにも行って来ました。太宰の墓の正面には森鴎外の墓があります。
五所川原駅のすぐ隣に巨大なねぷたが保管されてました。五所川原では「立佞武多(たちねぷた)」と漢字表記するようです。色々難しい…。
弘前駅まで戻ってから札幌駅へ向かいました。駅前のホテルにチェックインして夕飯。青森の郷土料理を食べられる居酒屋で諸々堪能しました。
この日は青森ねぶた祭りの前夜祭だったので、イベント会場のある青い海公園へ行ってみました(青森は「ねぶた」表記なのよね)。
青森の観光物産館「アスパム」の前で。タイレル・コーポレーションみたいでカッコイイ建物。
アスパムの展望台からの眺め。
会場には明日の本番に備えてねぶたが一堂に集合してました。各ねぶたの前では、関係者と思われる人たちがビニールシート敷いて酒盛りをしている光景が面白かったです。
こんなカワイイ小さなねぶたもありました。やるな、いなば。
疲れたのでホテルに戻って一休み。コンビニで仕入れた青森名物イギリストーストを肴にビールをいただく。どれもねぶた仕様になってます。
ホテルの窓から景色を眺めてたら花火が始まった!花火が上がるらしいとは聞いてたけど、ホテルからこんなにはっきり見えると思ってなくてラッキーでした。
その3に続く。
青森に行って来ました(その1 こけし編)
7月末に娘さんと青森へ二泊三日の旅行に出かけました。
<一日目>
東京駅で好物の築地松露の「たまごサンド青赤」
3時間ほどで新青森駅へ到着。関東はこのところ暑い日が続いていたので「青森で避暑を!」
新青森駅からJRで弘前駅へ移動。さすが青森、
ここからはレンタカーに乗って黒石へ向かいます。
↓娘さんがiPhoneでパノラマ撮影したもの。
さらに20〜30分ほど走って虹の湖公園に到着。こちらは道の駅にロックフェスも行われる大きな公園が隣接されています。
ここに来た目的はこの巨大こけし滑り台を見ること。
近くで見たらさらに巨大!存在感ハンパない!
公園を後にして今回の宿がある温湯(ぬるゆ)温泉へ。
1Fには高さ4.2mもある日本一のジャンボこけしがどーんと展示されています。先ほど見たこけし滑り台のインパクトに負けそうでしたが、こちらは木で作られた本物の(?)こけしになります。
2Fは有料スペースになっていて、日本全国のこけし4,
有名人が絵付けしたこけしも多数展示されてました。さくらももこや小池百合子はなかなか頑張ってましたが、それ以外がもう…。
展示に関しては大満足だったのですが、館内で「ミッキーマウス・クラブ・マーチ」
それから津軽こけし館に隣接した施設「津軽伝承工芸館」へ行きました。
こちらに新青森駅や色んなところで見かけた「こけし灯ろう」
工芸館には至る所にこけし灯ろうが飾ってあります。どれも柄が可愛い。
こちらは工芸館内のお土産屋さんに展示してあった超巨大なこけし灯
すでに営業時間を過ぎていたところを無理言って写真を撮らせてい
宿に戻ってお風呂に入って夕食をいただきました。
ここにもこけし灯ろうがありました。
部屋にもこけしが飾ってあって、
ご飯を食べて部屋でのんびりしてたら外から威勢のいいかけ声がしたので飛
※青森には地域ごとに色んなねぶた祭りがあって、
その2に続く。
SOLEILのインストアライブを見に名古屋へ行ってきました
6/
7月に東京でライブもあるんだけど、
新横浜を8時過ぎに出発。実はこの日、例の
地下鉄に乗って矢場町へ。
インストアライブは12時からだったので、
12時前にタワレコに戻って待機。そしてSOLEILメンバーが登場し、いよいよインストアライブ開始!
曲は「魔法を信じる?」「恋するギター」「青いインクのラブレター」「MARINE I LOVE YOU」の4曲。聴きたかった「MARINE I LOVE YOU」も聴くことができました。同行した娘さん(
続いてサイン会。興奮して不審者と化していた父娘でしたが、
↓サインもらったー!
これにて名古屋行きの目的は果たせたものの、
事前に調べていた金山駅近くの高架下にあるノスタルジックモール
アンティークマーケット吹上の屋上にはシャレオツなカフェがあったのでしばし休憩。
地下鉄で矢場町に戻って散歩してたら久屋大通公園に人混みを発見
手羽先が名古屋の名物なのは知っていたけど、
という事で、せっかくなので頂きました。えーと、手羽先だった。
会場にいた名古屋のゆるキャラ「エビザベス」。
しばらく散歩してから有名な矢場とんへ行き味噌カツを堪能。
名古屋駅に戻って、オススメされていた千寿の天むすを購入し持ち帰り。
特典でもらったSOLEILのポスターも額装できました。素敵!
これにて思いつき父娘名古屋日帰り旅は終了。
SOLEIL『MARINE I LOVE YOU』と楳図かずお『わたしは真悟』の素敵な関係について
先日たまたま見つけたこの写真。即座に私の周辺の楳図かずおクラスタが色めき立ちました。
「この楳図マンガに登場する美少女のような美少女は誰?」
彼女の名前はそれいゆ。
ここでアルバム発売直前のインタビューから抜粋。
久保田 そっか(笑)。じゃあ「MARINE I LOVE YOU」の話を。1曲だけ楽曲の成り立ちがちょっと違うんですよ。 それいゆちゃんが楳図かずおの、ね?
それいゆ はい。「わたしは真悟」がすごい好きで。その話をしてたら、マイクロスターの飯泉(裕子) さんがそのマンガをイメージして歌詞を書いてくださって。
久保田 飯泉さんも「わたしは真悟」が好きだったんですよ。
──「MARINE I LOVE YOU」のMARINEは「わたしは真悟」の真鈴だった(笑)。
インタビューにあるようにそれいゆちゃんは『わたしは真悟』
マリン マリン マリン I Love You
誰も気付かない
マリン マリン マリン I Love You
誰も気付かないの
Tick Tack 時計 もう止まらない
友達 皆 奇妙に背が伸びて
時間が無いわ 答えて欲しい
Marry me ? Y or N ?
秘密の暗号
二人のwoo How to do
きっときっとすぐに 大人になって
もう会えない 子供だった君には
最後のカケラ もう動かない
全部だった でも忘れたよ
「アイ」だけを残し
私も『わたしは真悟』
それを踏まえた上で『MARINE I LOVE YOU』のMV(ショートバージョン)をどうぞ。
SOLEIL / 「MARINE I LOVE YOU」MUSIC VIDEO
ちゃんと東京タワーでロケしているのが素晴らしい!そしてカワイイ!一緒に飛び移りたい!
↓楳図かずお公式からもお墨付き!(Twitter埋め込みうまくいかず画像で失礼)
一応補足すると『わたしは真悟』は1982年から4年間連載された作品で、先日フランスで時代を超えて残すべき作品として遺産部門(LA SELECTION patrimoine)に選ばれた世界遺産級の傑作です。未読の人は今すぐ読んで!
わたしは真悟 コミック 全6巻完結セット (ビッグコミックススペシャル 楳図パーフェクション!)
- 作者: 楳図かずお
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/02/27
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文庫版よりもこちらの「楳図パーフェクション」版の方がカラー原稿を載せたりした完全版なので圧倒的にオススメ。
勘が良い人は気がついたかもしれないけど、アルバムタイトル『
もっと言ってしまうと、14歳といえば、楳図マンガ『14歳』にも符合!もう完璧過ぎて頭クラクラする!
14歳 ワイド版 コミック 1-4巻セット (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)
- 作者: 楳図かずお
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2012/11/30
- メディア: コミック
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アルバムの話もすると、真島昌利、カジヒデキ、かせきさいだぁ、近田春夫といった豪華なメンツがいい仕事していて最高です。個人的に好きなのは『キャンディの欠片』。SKAビートとロリータボイスの組み合わせが最高です。スカパラの皆さんはゲストボーカルとして今すぐ抑えることをオススメしたい。
ということで、60'sサウンド好きにも、MODS好きにも(『魔法を信じる?』の衣装を見たら悶絶する)、アイドル好きにも、楳図かずおファンにも全方位的にオススメします!次回はSOLEILのインストアライブを見るために名古屋へ行った話をします。
ゾンビ小説アンソロジー『ナイツ・オブ・ザ・リビングデッド』死者の章、生者の章を読みました
『ナイツ・オブ・ザ・リビングデッド』。この文庫本を書店で初めて見た時は「映画『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』の小説版かな?」と思いましたが、実際には総勢19名による「ゾンビ小説」アンソロジーでした。
特筆すべきなのは、その19名の中にジョージ・A・ロメロ本人と、映画『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』の脚本を書いたジョン・A・ルッソがいる事。
ルッソの作品タイトルは『その翌日』(The Day After)で、何と映画『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』の後日談(というか直後の話)で、映画でゾンビになってしまったバーバラとその兄のジョニー、少女カレンが登場します。彼らがあれからどうなったのかは読んでのお楽しみ。
ロメロの作品タイトルは『身元不明遺体』(John Doe)で、ゾンビ・パンデミックが起きる直前の話で検死官が主人公です。人種差別ネタを含んでるのがロメロっぽいかな。本作が彼の遺稿となってしまいました。
他にもロメロのモダンゾンビの定義に沿った様々なシチュエーションでのゾンビ小説が満載です(宇宙ステーションが舞台のモノも!)。このアンソロジーがアメリカで発売された後、日本版が発売される前にロメロが亡くなったので、日本版には各著者からの追悼コメントが追加収録されています。まさしくロメロに捧げるアンソロジーになってるので、ロメロゾンビ好きな方にはオススメします。
NIGHTS OF THE LIVING DEAD ナイツ・オブ・ザ・リビングデッド 死者の章 (竹書房文庫)
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- 作者: ジョージ・A・ロメロ,他
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金沢に行ってきました(その2)
(その1)はこちら。
二日目。ホテルで朝食を済ませてチェックアウトし、徒歩5分くらいにある着物レンタルの「はれまロマン」へ。
店内には最近のモダンな柄の着物だけでなくアンティークの着物も多数揃えてあります。着物だけでなく肌着や草履等一式揃ってるので、手ぶらで行けるのが嬉しい。
大正浪漫の世界に興味がある娘さんが選んだのはこちらのアンティーク着物でした。オプションで店内撮影した写真をこのようにデジタル加工して後日送ってくれるサービスもあります。
着付けが終わったら近所にある尾山神社へ。こちらがこじんまりとしながら趣があって、写真撮影にぴったりのスポットでした。
続いて香林坊東急スクエアにある「金澤文豪カフェあんず」へ。こちらでは「金沢三文豪×
一息ついたところで「金沢三文豪×
全部のスタンプを集め終わったので、アイテム受取り場所であるアニメイトへ行き無事にアイテムを入手できました。
続いて、21世紀美術館の近くにある「石川四高記念文化交流館」(「石川近代文学館」と「四高記念館」を合わせた文化スペース)へ。こちらの建物は明治24年に建てられた旧第四高等中学校本館で、貴重な煉瓦造りとして重要文化財に指定されています。
今度は昨日に続いて周遊バスに乗って橋場町で下車し、有名な観光スポットの「ひがし茶屋街」へ。着物が似合うスポットでブラブラ散歩するだけでも楽しかったです。我々と同じように着物を着て歩いてる人もたくさんいました。
甘味屋やカフェ、雑貨屋さんが沢山あって目移りします。
烏骨鶏の卵を使用したカステラ屋さん「烏鶏庵」では「烏骨鶏カステラシェーキ」が頂けます。オプションで金箔入りもあり。絶品でした。
散々遊んだので「はれまロマン」へ戻って着替えてから金沢駅へ。そういえば、金沢おでんを食べ損なったなと思っていたら、駅構内におでん屋「黒百合」を発見!短時間でしたが金沢おでんを堪能することができました。
これにて旅行記はお終いです。金沢は京都をコンパクトにしたような古い町並みが多く残った美しい街で、それでいて京都と比べると人混みは少なくて交通の便が良く理想的な観光地でした。着物をレンタルしての散策は特にオススメです。